2011.7.16
小出IC~252号~六十里越峠~田子倉ダム~会津・・・・というバイク旅に出た。メインは峠とダムを存分に味わうことである。

朝7時前に自宅を出て246号に出ると、いきなりかなりの混雑。その後、用賀IC~大橋JC~美女木JC~外環~関越に入るまで結構混んでいた。高速1000円上限が終っても夏休み期間の連休初日ということか。

新潟の小出ICを降りて県道70号を北上する。何かどっかで見たような景色だと思ったら、以前野崎さんと奥只見の352号に行く際に通った道であることを思い出した。この352号行く方はそれなりの気合と時間が必要なのでご注意ください。

さて、その後252号に入り只見線大白川駅の2階にある蕎麦屋で昼食。これがめちゃくちゃ美味かった。非常に透明感があり、かつしっかりとした味でそばつゆも私好み。
大白川駅  なぜこんな山間の駅に留置線があるのか不思議だったが、調べてみると只見線全線開通の前までは新潟側の終点だったとのこと。理由を聞いて納得。
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さて、各自地図を見てもらえばわかるがいよいよここから先、六十里越峠の始まりである。
新潟側はヘアピンカーブの連続だが道幅はそれなりにあり路面も悪くない。今回は車もほとんど無かったため、気持ち良い快走路であった。峠をあっという間に通り過ぎ、福島側へ。一転当然下りとなる訳だが、スノーシェッドが至る所にある。

このスノーシェッド達、照明が無いため中がかなり暗く、場所によっては路面が濡れているところもある。
また、スノーシェッドの中にもっと幅の狭い古いトンネル(昔のかまぼこ型のタイプ)がいくつかあり、スノーシェッドの暗い中、更に真っ暗な狭いトンネル(本来的な順番でいうとトンネルの前後にスノーシェッドを設置が正しいか)が出てくる感じで気が抜けない。 

あっという間に田子倉ダムまで到達。ちなみに今回は車の渋滞も無く、リズミカルにコーナーをパス出来た。そのリズムを崩したくなかったため道中の写真はない。途中、秘境駅で有名な田子倉駅もあったが、周辺で道路工事をしており、秘境ムードゼロのためそれもスルー。

この田子倉ダムとにかくひたすらでかい。堂々たる重力式ダムである。堤高145m、堤頂幅462mという代物。要は下の写真のダムの奥行きが450m超もあるわけだ。で高さが145mもある。
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展望台から。
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ダムというものは山と山の間にアーチ式であれ重力式であれ、谷間をふさぐ形で作るものだとは思うが、通常その谷間を上から見下ろすというイメージである。
しかしこの田子倉ダムに来るとそのイメージは簡単に覆される。谷間でなく平地の遥か遠くからその威容を仰ぎ見ることができるのだ。スケールがでか過ぎるて「あの山とこの山の間を塞いじゃったの?」という驚きがある。

いきなり立ちはだかる145mのコンクリートの壁。
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そのお姿はまるで難攻不落の要塞である。ミサイルが発射されてもおかしくない。
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同じ位置から振り返り下流域を撮影。こんなダム直下の風景は普通ないだろう。というかそもそも立ち入りできないだろう。ダム決壊という非常事態が発生した場合は全て水没である。
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以上、中編へ続く。