2013.7.30

青春18キップを使い、川崎の地元駅を朝7時過ぎに出発→豊橋駅に12時半過ぎに到着。
約5時間半程要したが、先だってのJR北海道の旅以来半日程度の乗車はそう苦痛でも無くなったが、東海道線のロングシートをひたすら乗り継ぐ事だけは少々苦手である。


豊橋駅から飯田線へ乗り換え、豊橋13:42発の天竜峡行きで中井侍駅へ向かう。(16:16着)

この飯田線、豊橋~中部天竜間は通学やビジネス需要も多い様で車内は満席まではいかないものの、七割方埋まった時もありました。紙面の都合なのか、全国版時刻表も豊橋~中部天竜間とその先でページが違います。
飯田線=秘境駅という図式はこの中部天竜~天竜峡区間が当てはまる。


16:16中井侍駅着。駅の真上にある一軒の民家以外は見当たらない。

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民家の脇を通る車道と駅を結ぶこの急坂。足元に気を付けないとコケで滑りそう。
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駅の近くを通る車道もこのコケ・・・バイクでは通りたくない。数百m歩いたが、他に民家は見当たらず。

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車道からの駅入口は2ヵ所、これがひとつの入口(左のフェンスがそれ)。もう1ヵ所は飯田側のホーム端にありました。

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その駅への歩道。
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駅の待合室に貼ってあった簡単な周辺地図を見ると、集落がもっと山の上にあるようだが、とにかく蒸し暑いので向かう気は一切出ず。
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昔は渡れたのかな。

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聞こえるのは、セミと虫と鳥の声のみ。少々蒸し暑い中でも充実した時間を過ごせました。

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ちょうど90分間滞在し、17:45発の豊橋行きで折り返し、次は隣駅の小和田に向かいます。
続く

小和田駅17:51着。既に辺りは少しずつ暗くなり始めていた。
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一人の高校生も同じ電車から降りたので、一緒に周辺探索することにした。何しろ、この駅に降り立つ時点で目的は確認せずとも同じである。
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この小和田駅だけは5年以上前に訪問した事があるが、こんな砂利の山は無かったと思う。二人とも19:08発の飯田方面に乗車する為、看板に書いてある高瀬橋を目指す事とした。
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駅からはダム湖沿いの道が続く。人の気配は無い。
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10分~15分程歩くと二又に分かれており、看板には高瀬橋までここから400mと書かれていた為、そこを左折。
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※ちなみにこの分岐路には一軒の民家(在宅)がありました。小和田駅まで徒歩15~20分程度。郵便局も配達で小和田駅を使用しているらしい。どうやって生活されているのでしょうか。。。

分岐後、100mも進まぬうちにほぼ廃道状態となり、気付くと足元に蛇がいた。こちらは自然を舐めきった半袖半ズボンなので噛まれたら即大怪我である。仮に私一人ならば、日没が迫るこの時間帯に進む事は無かっただろう。
そして現れたのがこの高瀬橋。
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生い茂る木々の間から見える木板。そして通行不能は明らか。確認すると竣工年は昭和32年10月。
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佐久間ダム建設前の時代の橋だとこの時は勝手に思っていたが、後から調べると佐久間ダムの竣工は昭和31年。つまり、この高瀬橋は佐久間ダム完成後に竣工した橋になる。その頃はまだ周辺に集落が有ったのであろうか。
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人知れず、静かに静かに自然に帰るのを待つばかりの高瀬橋であった。

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小和田駅まで戻り、19:08発の飯田方面へ乗車する頃にはかなり暗くなっておりました。
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駅舎近くのJRの設備BOXの土台の中にスズメバチの巣があり、何匹が出入りしていました。訪問される方は注意されたし。(この写真撮影した背後です)
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高校生は先程私が訪問した、隣駅の中井侍で下車でお別れ。これを期に今はTwitterでフォロー中。
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そして平岡駅にて下車。この駅の駅舎に併設して「ふれあいステーション龍泉閣」という施設が有り、20時まで営業のレストランと22時まで営業の300円で利用出来る「龍泉の湯」という温泉施設、そして宿泊施設まで用意されている。(大きさ的には駅舎がオマケ)

大変失礼な物言いだが、こんなド田舎にこれだけ揃っているとは本当に素晴らしい。温泉施設も「おきよめの湯」という近くの温泉から湯を運んできており、加水無し。カルキ臭は一切せず、非常に柔らかい良いお湯でした。22時近くまでひたすら入浴し、一日の疲れを取る。

そして、ゆっくりとホテルで就寝・・と言いたいところだが、一人だと素泊まりでも6~7,000円掛かるので、待合室の長椅子に一晩お世話になりました。
  へ続く。
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この旅は





以上
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追記:秘境駅好きな方はこちらも。