2013.9.8
の続き。
同じ列車で降りた人はひとり。新宿から来た方で18キップで四国巡りの途中だという。
それから少年2人が既に駅に居ましたが、私が坪尻を離れる時も待合イスに座っておりました。いつまでいる積もりなのでしょうか。
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待合室に張ってあった資料を読むと、一人だけ定期利用者がいらっしゃるとのこと。駅への到達手段は徒歩のみ。
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この写真を撮った後ろに、廃屋とこの駅と外界を繋ぐ唯一の小道(山道)がある。駅にいた少年2人に聞いたところ、「15分程で上の国道に出た」とのことだが、一見して濡れた落ち葉が堆積しており、滞在時間もそれほど無いため迷うことなく探索は諦めた。
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下り 琴平14:01発特急南風11号が通過。
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上り 阿波池田14:25発特急南風16号通過。搭載された振り子式に物を言わせ、四国山中を走り抜ける。果たして山深い坪尻駅での撮影者に気付いた方は居ただろうか。
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湾曲するレールに、そっぽを向かれた様な駅であった。四方を山に囲まれた駅というと、大井川鉄道の尾盛駅・室蘭本線の小幌駅(一方は海だが)くらいであろうか。
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あっという間に1時間が経過。坪尻14:54発の阿波池田行き普通列車がスイッチバックの折り返し線に入っていきました。
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スイッチバックの折り返し線から駅構内へ入線。約1時間で坪尻駅とお別れ、新改駅に向かいます。
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続く
坪尻を出て、阿波池田に15:09に到着⇒阿波池田発15:55高知行きで新改駅へ(18:01着)

この阿波池田~土佐山田間を走る普通列車は、とにかく停車時間が長い駅ばかりである。この土佐北川駅でも10分程停車。この駅は穴内川に架かる鉄橋上にあります。
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新改駅に到着。折り返しは18:25発阿波池田行き(20:13着)のため、滞在時間は30分しか有りません。
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こちらもスイッチバック駅。ただ坪尻と違いやたらと素っ気ない駅舎が待っていた。
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こんなにホームが凸凹した駅は初めて。
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夏の終わりの山のなか、周りはどんどん暗くなって行きました。
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新改駅の滞在時間は25分。その為に阿波池田から約70キロ・片道約2時間も掛かりました。この区間の普通列車は特急待合せ等もあり、長時間停まる駅が非常に多い。
そんな四国滞在最後の日(とはいえ、四国上陸は昨日ですが・・)、素晴らしい夕焼けを見る事が出来ました。
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帰りの阿波池田行き普通列車は2両編成。新改駅を出る時は学生の乗車もそこそこ有りにぎやかな車内でしたが、いつの間にか寝てしまい、起きた時には外は真っ暗。
学生の姿は既に無く、客は私以外には夫婦1組だけ。その夫婦も大歩危駅で特急に乗換えてしまい、そこから終点の阿波池田駅まで2両編成に私1人という寂しい状況でした。
18キップ利用者に共通な心情かも知れないが、こういう時に「すいません。私の様な大したお金を払っていない者のために・・」という罪悪感すら覚えてしまう。

今日は更に岡山まで行く予定・・さすがに心が折れ、3,000円出して阿波池田から岡山まで特急南風に乗車した。知らない間に瀬戸内海を渡っており、あっという間に岡山に到着。(阿波池田20:40発⇒岡山着21:57)
岡山駅前の飲み屋街では酔っ払いが多数路上で騒いでおり、4時間前にいた駅前とは大違いの風景に戸惑いを覚えるばかりであった。

7日目に続く・・
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この旅の行程:タグは 山陰・四国とかの旅
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以上
追記:秘境駅好きな方はこちらも。