2013年F1日本GP観戦(フリー走行だけ)のあと、全国的には全く名が知られていない、三重県のマイナーな峠へ。(前編)


①剣峠:三重県道12号線(伊勢南勢線)
②五ヵ所峠(床木峠?):三重県道720号線(横輪南勢線)
③鴻坂峠:三重県道721号線(度会南勢線)
④藤坂峠:三重県道46号線(南島大宮大台線)
⑤古和峠:三重県道33号線(南島紀勢線)
⑥棚橋峠:旧国道260号線
・・・ここまで1日、下記は翌日(和歌山県ですが)
⑦夫婦松峠:和歌山県道235号線(南平野下里停車場線)


※各峠道の共通項目:交通量はほぼゼロ・落葉・落枝・落石・コケ・アスファルト劣化・(超)狭路・路肩弱し・どの道も普通車には余りお勧め出来ません。

個人的には、険しさ順で並べると⑦→⑤→②→残りは同じ。
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①剣峠:三重県道12号線(伊勢南勢線)
もう15年程前になるが、友人達と伊勢市内でレンタカーを借り紀伊半島を一周したことがあった。その際、最初に地図だけ見て『近道だ』と思い、迷い込んでしまった思い出(悪夢)の道である。

伊勢神宮内宮の真横を通り、南伊勢町に抜ける道である。五十鈴川がずっと道の左側を流れ、最初は気持ちよく通行できるが、いくつかの集落を抜け、峠区間に入ると状況はこうなる。
落ち葉と落石だらけのきついヘアピンカーブが多く、非常に気の抜けない峠道でした。

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切り通しの剣峠:説明板によると、明治23年に伊勢への近道として開通。伊勢から5ヵ所湾に通ずることから5ヵ所街道とも呼ばれ、古くは伊勢神宮への参拝路または海山の物を伊勢の街に売りに行く生活の道でもあったそうだ。
峠の展望台からは熊野灘が一望できます。
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②五ヵ所峠(床木峠?):三重県道720号線(横輪南勢線)
この県道の西側に、快走路の県道169号線が開通しており、今やこの道に存在価値はない。
峠のふもとにはそれぞれ小さな集落があるが、その両方の集落を行き来する場合も、少し迂回して上述の169号線を利用した方が短時間で到達する。

明らかに使われていない。路肩は弱く、森は薄暗く、路面にはコケだらけ、何だか薄気味悪い峠でした。途中、峠と思われる切通しが2ヶ所あり、写真撮影しようとしたらスズメバチがブンブン飛んでおり、一目散に下山したので写真はなし。

山道を下りきった所の集落にあった看板によると、五ヶ所峠というらしい。『床ノ木』と書き『いすのき』と読むそうだ。この集落は、家自体が10軒もなく、更にほとんどが空き家になっていました。
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この峠道は、本当に使われていないと思われます。距離は短いですが、非常に疲れました。
道幅は看板にもあるとおり、1.8m程。軽自動車が限界でしょう。ただ、こちらの看板には五ヵ所峠ではなく、床木峠と記載されています。峠が2つあったのかな?

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この道は、本当に通らない方が身のためです。

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③鴻坂峠:三重県道721号線(度会南勢線)
ツーリングマップルのコメントが『うっそうとした峡路。道にコケ。ガードレールがなく怖い』走ったら、そのままでした。
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切り通しの鴻坂峠・・自転車とすれ違いました。こんなコケと落ち葉だらけの道で、よく練習できるものである。
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④藤坂峠:三重県道46号線(南島大宮大台線)

峠の北側・・どの峠も日光の当たらない北側はコケが多い。路肩が悲しい程にソフトに落ち込んでいる。
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しかしながら登りきると、いきなりアメリカ西部(見たことないが・・)の様な、荒れ果てた景観が広がる。
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全く読めないが昔鉱山があったのでしょう。なるほど・・どうりで岩だらけなはずである。いつ頃まで操業していたのでしょうか?
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ちなみにこの先はNTTの基地局があり、行き止まりとのこと。ワイルド過ぎる。
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『NTT藤坂無線中継所』:設置状況からして、物凄い説得力を持つ看板である。ここは素直に従った方が身のためであろう。
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峠からは熊野灘が一望できますが、この日はやたらと霞んでおりました。

南側の南島に降りた所にあった看板。たしかに42号線に行けることはいけるが。掛かる時間と精神的圧迫を考えたら、他のルートに迂回した方が良い。
県外ナンバーのハイエースが、少し躊躇しながら登って行きました。合掌。
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へ続く。

2014年は

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この旅の行程
タグは 紀伊半島バイク旅2013
1.2日目:
3日目:


4日目:


5日目:
6.7日目:
8日目;


以上