2013.12.13

まず、最初に断っておきたいのはグレート・ムタ(愚零闘武多)と五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)とは似て非なる物、何の関係も無い事である。

ソリ〇K野さんお勧めの『五所川原立佞武多』(ごしょがわらたちねぷた)
明治時代にその高さの隆盛を極めていたが、電線の普及と共に背の低いねぷたとなった。当時の写真と台座の図面が出てきたのをきっかけに、1996年市民有志が高さ22mの巨大ねぷたを復元。そして『立佞武多(たちねぷた)』と命名し、1998年より祭り名を『五所川原立佞武多』として約90年ぶりに復活させた。

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とにかく予想を遥かに超える巨大さであった。
展示室は1階から4階まで及ぶ吹き抜け空間。入館者は最初にエレベーターで4階まで上った後、ねぷたを観覧しながら展示室外周を回るスロープで1階まで降りる。つまり、ねぷたを上から下から横から色んな角度で観察できる素晴らしい施設である。
(2011年作品 義経伝説・龍馬渡海)
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この建物は、高さ20mを越す大型の立佞武多の保管場所も兼ねているのだという。この展示スペースの一部が可動壁となっており、展示室スロープの一部を跳ね上げることにより祭りの際にねぷたが出陣するのだそうだ。格好良すぎるではないか。
※この施設が出来るまでは、一旦小さく解体していたとのこと。
(2012年作品 復興祈願・鹿嶋大明神と地震鯰)
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2011年作品 義経伝説・龍馬渡
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義経って逃げ過ぎだよね。
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2013年作品 陰陽梵珠北斗星(奥側)
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陰陽梵珠北斗星(手前)。奥にいる神様が若干そっち系なのが気になる。
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アップ。
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立佞武多の大型ねぷたは年に一基製造され、それが3年間使用されることから、祭りでは常に3基のねぷたが出陣する(祭りではこのほかに町内・学校などで作られる中型・小型のねぷたも出陣する)。
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このため立佞武多の館でも常に3基の大型ねぷた(当年制作、前年制作、前々年制作)が館内の展示室に展示、保管されているのだそうだ。
2012年作品 復興祈願・鹿嶋大明神と地震鯰
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蛇にペイ!!陰陽梵珠北斗星
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この3つが重なると何だか分からん。
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1996年に、高さ22mの巨大ねぷたを復元した市民有志の方の心意気と行動力は本当に素晴らしい。
続く


併設の製作所では制作現場の見学も出来ました。
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平成26年の製作者は鶴谷昭法 タイトルは『国性爺合戦 和籐内』(こくせんやかっせん わとうない)
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『五所川原立佞武多』(ごしょがわらたちねぷた) これは祭りで是非とも実物を見てみたい。そう強く思った津軽鉄道からの帰りでした。
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青森のねぶた・・
弘前のねぷた・・
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以上