2014.11.29
羽咋駅から徒歩10分かからない場所にある「宇宙科学博物館コスモアイル羽咋」を訪問。外見からしてそれとわかる建物です。

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受付(400円)のすぐ隣にあるお土産コーナーからキナ臭さ全開ですが、かなりリーズナブルな値段設定です。これは偽物ではないだろう。そもそもNASAキャップという本物がないのではないか?オリジナル商品ですね。
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手書き案内板からも漂うキナ臭さ。

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「的」の一文字が心に突き刺さる。
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異空間の割にはイースター島の石像があるが?
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更には森で見かける猛禽類もいる。これ、ひょっとして地球ではないか?
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しかし展示室に入ってみて驚いた。所狭しと様々な宇宙船が並べられているではないか。展示場内は宇宙空間を模してかかなり暗く、三脚を使用してのスローシャッターでもこの位の明るさにしかならない。

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現地説明版記載の事項を出来るだけ書いていこうと思う。
「マーキュリー計画(アメリカ1959-63)」 旧ソ連に遅れをとったアメリカがNASAを設立し計画。1962年に最初の軌道飛行に成功、地球を3周・4時間55分の飛行を行った。

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この狭さゆえに宇宙飛行士の体格は身長1.8m以下・体重82キロ以下に制限されていた。それにしてもスイッチだらけ・・これらの操作手順を覚えきれるのだろうか?宇宙開発の初期なんて、まさに死と隣り合わせだっただろう。自分のすぐ横が宇宙空間なんて想像もできない世界である。
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⑥の非常脱出用ロケットってどうやって使用するのでしょうか?
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「ヴォストーク宇宙船」 1961年4月、ガガーリンを乗せたボストーク1号は1時間48分にわたり宇宙飛行し、地球を1周した後に無事帰還した。
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このヴォストーク帰還用宇宙カプセルは実際に宇宙から帰還した本物です。これがその証明書。_DSC0129
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月探索計画の際の乗り物として開発された「ルナ・マーズローバー」 世界中でもここに展示してある1台だけで、NASAから直接に100年間借りているもの。1972年製・重量0.96トン・高さ1.60m・長さ3.07m・幅3.81m・最高時速約16キロ。
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「モルニア1号通信衛星(旧ソ連製・1965年製)」 広大な旧ソ連を電波通信でカバーするために、地球を400~40,000kmという大きな楕円軌道を描いて回っていた。これをモルニア軌道というらしい。(詳しくは各自調べてください)

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皆さんご存知「アポロ司令船」  全長3.23m・底部直径3.91m・重量5.56t・最終打上げは1972年12月7日。
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映画のアポロ13で見るより随分小さく感じます。
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アポロ計画の際に月面で使用された宇宙服のレプリカ。地球上だと80㎏・月面だと14㎏。
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これは船外活動用で11の層から出来ているそう。地上だとまともに動けないのではないか?
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「アポロ月面着陸船」 外壁に貼り付けてある金色・銀色・銅色に輝くシートは実際に使用された素材と同一の素材。何だかド派手な折り紙みたいです。それにしても、間近で見ると見上げる程に大きいことに改めて驚きます。
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周囲に配置してあるさまざまな計測機器をつなげているケーブルコードは、アポロ計画で予備材料として保存してあったもので、ここの展示で使い切ってしまい最終ケーブルとなった物。
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旧ソ連がアポロに対抗した無人月探査計画「ルナ計画(1959-76)」 ここにあるのは、最後の機体となった24号のバックアップ機。
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ルナ2号の表現が斬新。命中したらいかんだろ。
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全部で9回行なわれた探査計画のうち、月の土壌の回収に成功したのは16号・20号・24号の3回で合計300gだそうです。対するアポロは300㎏の土壌を持ち帰って来たのでその1/1000だけということになります。

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ちなみに隕石なら私は見たことがあります。

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最初はUFOの破片と言われているものか・・鼻で笑ってしまったが、良く良く見るとそれを軽く超越したただの工作物である。
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壁には今までのUFO目撃談や写真が色々。コメントは、旧ソ連は一般人がカメラを持っていることが珍しかったので、ほとんどは目撃談をあとからイラストに書き起こしたものがほとんどなんだとか。それ、ウォッカで酔っぱらったロシア人の言ったもん勝ちでは?

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予想を遥かに超える素晴らしい博物館でありました。これが400円で見られるとは有り難い。
外に出ると雨の予報だったにも関わらず、時折り晴れ間も見えるお天気に。このあとは七尾線の駅巡りへと向かいました。
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以上
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宇宙つながりで。


終わり