2016.11.20
高崎の山中にある廃墟となったスターハウス   
のついでに訪問しました。

料金は800円と少々お高かったが、せっかく高崎の外れまで来たので入場することに。
BlogPaint
以下、パンフレットより。
高崎田町の呉服商として財を成した故山田徳蔵翁が、人々が共に楽しめる霊場、楽天地を建設しようと決意。大正8年着工され、昭和39年、翁が88才の生涯を閉じる迄、私財を投じて50年間たゆむことなく工事が進められました。動力や土木機械のない時代に、つるはしやスコップなど全て人力で山を抜き、谷を埋め、池を掘り、石を運び、この地中観音霊場を完成致しました。
ということです。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆

洞窟内の坑道は400メートル以上。石彫の名工、楽山が生涯かけて彫刻した御影石の観音像39体が他の石彫群と共に安置されています。ふざけたB級スポットかな?と思いながらの訪問でしたが、自らの軽率な考えを恥じる事となりました。
DSC_0670

通路の両脇にずらっと並んでいるのかと思いましたが、横穴にそれぞれの観音像が有りました。そしてお客さんも多かったです。
DSC_0597
DSC_0606

最後の方になると大がかりな背景で特別扱いされた石仏が現れます。人が居なくなると、地下空間を訪問すると感じる事のできる静寂に包まれます。
(聖観音)
DSC_0651
DSC_0629

ちなみに手前の説明文にはシューベルトの未完成交響曲(第7番)を、作曲途中で亡くなったから未完成と勘違いしている様な記述がありました。でもシューベルトはその後第8番(通称「ザ・グレート」)を書いてますので、別に作曲途中で死んじゃった訳でありません。たまに間違っている人いますね。
DSC_0655
DSC_0664
そろそろ終わりでございます。出口から差し込む光が見えてきました。
DSC_0661
入口から30mくらい離れた場所に出てきました。
DSC_0668
続く

次は洞窟観音の隣にあった徳明園へ向かいます。
以下パンフレットより。
洞窟観音に同時に造成が進められた。北関東一随一と言われる回遊型日本庭園です。初春のつつじや山桜、輝かしい新緑、初夏のアジサイ、秋の紅葉は特に名高く、四季折々の表情をお楽しみいただけます。 ということです。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆
正直そんなに興味は無かったが、800円も払ったんだからちょっと寄ったところ・・紅葉も終わりに差し掛かった素晴らしい光景が広がっておりました。
DSC_0683
DSC_0688

何やかんやで1時間くらいいたでしょうか。園内のこの起伏は先程のトンネルを造った時に出た土や岩で造り上げたそう。
DSC_0691
DSC_0700

今年は期せずして素晴らしい紅葉に2か所で出会えました。
1ヶ所目はこちら → 
DSC_0716
こんな山奥なのになぜか防空壕まで。
DSC_0676

山徳記念館というこの地の創設者の名前を冠した記念館もあって、近代漫画家の北沢楽天の作品を多く所蔵しています。最後になりますが、ここに来るには「山徳記念館」でカーナビ検索してください。とのことです。
DSC_0731
以上
□■□■□■□■□
この日立寄ったところ。




□■□■□■□■□
トンネル系はこちらもどうぞ。








終わり。