「北海道フリーパスの旅」2018初夏.6日目後編(瀬戸瀬と車窓色々) の続き
さて本日で北海道フリーパスも最終日の7日目、私もお昼過ぎの新千歳発の飛行機で帰ります。ですが・・・せっかくのフリーパスをフルに使うべく、早起きして札幌発6時53分のスーパー北斗に乗って東室蘭⇒室蘭に到着したのは8時32分でした。
ただし、9時37分の列車で戻らなければならないので滞在時間は1時間しかありません。駅前には「ようこそ むろらんへ」と書かれた地球儀がありましたが、室蘭はどれだけ大きなスケールを持つ町なのでしょうか。
小雨が降ってきたのですが、旧室蘭駅をまず見に行こうと思います。これはトマソン?でしょうか・・・少しばかり命がけですね。
あっという間に着きました。この旧室蘭駅舎は明治45年に建造された北海道内の駅舎の中では最古の木造建築物だそうです。内部は観光案内所として使われていて、天井も高くて綺麗な所でした。
今回は1時間しかないので、また室蘭に来ることがあったら色々行きましょう。
その旧室蘭駅舎の道路を挟んだ前にあった廃屋の前に「日本一の坂」という案内表示がありました。
曲がるととんでもない激坂が待っているのかと思いきや、何の事はない普通の坂どころか、ご丁寧に手すり付きの階段まで用意されていてとても優しい坂でした。
「一体何が日本一なんだ?」と疑問に思って、調べてみると拍子抜けする由来でした。こういう出来すぎた昔話は話半分で聞いときましょう。
その「日本一の坂」を上がると元?商店が並んでいました。この通りは室蘭中央通り(旧札幌通り)というそうです。
こちらは通り沿いにあった室蘭八幡宮。参拝しようかと思いましたが、坂で階段が多そうだし、時間も無いので諦めました。
標高は神社の前が約12mで元室蘭駅が約4m、そして奥には室蘭港が見えます。
このレンガ造りの建物は元々は何でしょうか。
色々調べると、ここは卸問屋として栄えた「旧丸越山口紙店」のレンガ倉庫だそうです。
入口に「旧札幌通りの歴史」が貼ってあったのですが、印刷が荒くて良く読めませんでした。とりあえずその名のとおり札幌通り・札幌本道は室蘭と札幌を結んでいて、現在の国道36号の骨格となったそうです。
「広報むろらん」に載っていた昭和11年頃の地図をみると、港への引き込み線がたくさん有ります。そして測量山や電信浜という名前は工業の街の証といったところでしょうか。
続く
色だけ見ていると神社の門前町みたいですが、人も車もほとんど通ってませんでした。
暴力を見たら・・・は分かるが、暴力を聞いたら・・・は冤罪が発生してしまうのではないか?
何度かネット上の画像で見た記憶のある「ムロラン コア」が現れました。
シャッターには「若さとよろこびの中心」と書いてあります。
この辺りの看板は残しっ放しなのでしょうか? オリエント時計ではなくオリンエト時計と書いてありますが、間違ったんでしょうかね?
この商店街は大町商店会といい、平成16年に中央通り商店街振興組合を発展解消して新たに発足した商店会だそうです。建物の感じからすると昭和4.50年代あたりでしょうかね。
この交差点は角が丸くなっていて非常にゆったりしていました。
この辺りは廃墟化しているのか現役なのかが良く分からないビルが多かったです。ちなみに室蘭の人口を見てみると、昭和40年代の最盛期には18万人もいたのに平成29年には8万6千人にまで減っていて、大体昭和14年あたりの水準に戻ってしまっています。
中央娯楽・カラオケMAX 名前の割には立駐機のサイズがとても小さい気がします。
この案内図を見ると、街の端っこの方しか行ってませんね。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆
ということで1時間しかないので早めに駅に戻ってきました。
最終日の室蘭往復で6回の特急指定席も使い切ったので満足であります。
室蘭駅に戻ると限定40食の母恋めしという駅弁がラスト2つだったので、購入してスーパー北斗で食べました。北海道最後の日にぴったりであります。
ということで7日間の「北海道フリーパスの旅」2018初夏は終わります。
□■□■□■□■□
今回の旅の行程
1日目:「北海道フリーパスの旅」2018初夏.1日目前編(帯広の街)
1日目:「北海道フリーパスの旅」2018初夏.1日目後編(帯広の街)
2日目:「北海道フリーパスの旅」2018初夏.2日目前編(常豊・尺別とか)
2日目:「北海道フリーパスの旅」2018初夏.2日目後編(上厚内とか)
3日目:「北海道フリーパスの旅」2018初夏.3日目(西和田と厚床)
4日目:「北海道フリーパスの旅」2018初夏.4日目前編(摩周と南弟子屈とか)
4日目:「北海道フリーパスの旅」2018初夏.4日目中編(磯分内と原生花園)
4日目:「北海道フリーパスの旅」2018初夏.4日目後編(浜小清水・南斜里とか)
5日目:「北海道フリーパスの旅」2018初夏.5日目前編(藻琴と北浜)
5日目:「北海道フリーパスの旅」2018初夏.5日目中編(網走の街)
5日目:「北海道フリーパスの旅」2018初夏.5日目後編(西女満別と女満別)
6日目:「北海道フリーパスの旅」2018初夏.6日目前編(北見の街と生野)
6日目:「北海道フリーパスの旅」2018初夏.6日目中編(安国と丸瀬布)
6日目:「北海道フリーパスの旅」2018初夏.6日目後編(瀬戸瀬と車窓色々)
7日目:「北海道フリーパスの旅」2018初夏.7日目(室蘭)
番外編
『浦幌町立博物館』へ。
『音別町郷土資料展示室』へ。
『網走市立郷土博物館』へ。
『鉄北センター(釧路市)』へ。
□■□■□■□■□
↓これまでの北海道の旅↓
「北海道フリーパス」の旅2016夏.1日目(宗谷本線・豊清水)
「ひがし北海道フリーパス(バニラエア)」の旅2015.1日目
北海道&東日本パスの旅-2015夏の終わり.1-2日目前編(江差線)
北海道&東日本パスの旅2015夏.1日目(仙山線とはまなす)
北海道&東日本パスの旅2015春.1日目(はまなす)
北海道&東日本パスの旅2014.1日目(大湊線とはまなす)
北海道&東日本パスの旅2013.1日目(青森県)
終わり