2011.7.16
というわけで、後編である。
廃橋と思われる構造物を上野尻ダムから300㎜望遠レンズで目一杯ズームで撮影。
美しい2連のトラス橋+よく分からん斜めの何か。
橋の東側の接岸部分まで行ってみると、ただの雑木林である。
が、突っ込む。こんな躊躇なく突っ込むのはいつ以来であろう。何やら見えてきたが、橋の名前や名版等は確認できない。
木々の木漏れ日の間からそいつは出てきた。骨組みだけである。こんな間近で鉄骨むき出しの美しいトラス橋が見ることができるとは。暫しそこに佇むこととした。
あまり前にでるとそのまま鉄骨の間から川に落ちそうだ。暑さも一段落し夕蝉も鳴きだし始め、時が止まってしまったかの様な何とも言えない存在感。
雑木林に突っ込んだ反対側のあまりに中途半端な仕上がり。いったい何であろう。最初橋桁が落下したのかと思ったが、こうみると元々橋脚が短く出来ているようだ。この後、向こう側(西側)の接岸部分にもトライしたが、湿地帯のようであり足元が悪く、諦めざるを得なかった。
既に時間は18時30分を回っているので、1時間以上はここにいたようだ。
そんなこんなで最終的に帰宅したのが夜12時過ぎ。まあ無事に着いたのが何よりってことで走行距離は750キロでした。
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追記:翌日改めて調べてみると、廃橋は「旧柴崎橋」。全長は140m以上あり、昭和13年に工事完了したが、私がこれを発見した上野尻ダムの堤上の新柴崎橋が昭和33年に出来たので、その役目を終えたらしい。随分と短命な橋であったようだ。
というわけで、峠とダムと橋梁と〇〇の〇〇は、廃橋でした。
峠とダムと橋梁と〇〇(後編)